◆
大橋通伸 委員 この
スポーツ特別指導員を2025年まで順次増やしていこうという
計画ですか。
◎
南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 以前の
委員会でも御報告させていただきましたが、現在、
成年選手の
確保計画を
競技団体と共有しております。今、何人ということは予算の関係もあって申し上げることはできませんが、
民間企業所属の
選手ですとか、教員、公務員、
スポーツ特別指導員も含めまして、必要な
選手を確保していくということで今進めているところです。
◆
大橋通伸 委員 その方は、
滋賀県生まれとか、
滋賀県育ちなどの条件がありますか。
◎
南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 例えば今回の
トライアスロン競技で2位に入賞しました
内田選手につきましては
滋賀県の出身ですが、それ以外の
選手は
県外出身です。
県内外の優秀な
選手で
滋賀で活躍したい、ほかの
選手の
指導も含めて
滋賀の
競技力向上に貢献したいという
指導員をこれからも増やしていきたいと考えております。
◆
大橋通伸 委員 今後、
滋賀の
国体で活躍してもらうために、獲得していかれる
選手も含めて、
滋賀に来ていただくのに、どのような
インセンティブがありますか。その当事者にはどんな特典が用意されていますか。
◎
南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 基本的には、
スポーツ協会のほうで、雇用をしていただくお給料に加えまして、
競技力向上対策本部から
個人指定の
強化費として、
選手の
活動経費や
競技に必要な
備品等を購入していただく経費を
支援しております。
◆
大橋通伸 委員 他府県でも同じような待遇をされているのですか。
◎
南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 栃木県、
佐賀県においても、同じような立場の
選手がおります。今回の
入賞状況を見ていましても、たくさんの方が活躍されております。
国体の
開催を控えた県では、同様の手段、条件で
選手確保に努められていると理解をしております。
◆
大橋通伸 委員 天皇杯、
皇后杯の獲得は
目標なのですが、このような
強化方法は
他府県もされているからやむなしという考えなのですか。強引な感じもしますけれども、認識はいかがですか。
◎
南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 スポーツ特別指導員は、単に、御自身の
競技の実績で貢献をしていただくだけではなくて、
滋賀県のほかの
成年選手や
少年選手に対する
指導や、実際に
競技に臨む姿を見せることで、よい
影響を与えていただいております。そういった周りへの
影響、
指導力も含めて
滋賀県に貢献いただくという趣旨でこの
取組を進めております。
滋賀県の
競技力の底上げ、あるいは将来に向けた
スポーツ振興の大きな力になっていただける方々であると、強く思っております。
◆
大橋通伸 委員 開会式での演奏やアトラクションなど、
滋賀県の
国体に向けての準備がこれから始まろうかと思いますが、その演出とか、出演の体制などは、いつからどのような形で準備を始められますか。
◎辻
国スポ・障
スポ大会局長 現在、式典の
基本計画を策定しております。
演出等は、部会を設けながら、
滋賀県としてどういう
方向性でいくのか検討していきます。例えば、生演奏するのか、
録画音を流すというのも
一つ方法としてあります。
前回の
びわこ国体のときには、400人の
吹奏楽団と、400人の
合唱団、今では考えられない800人
規模でやっていたと聞いております。
規模感をどれぐらいにしていくのか。式典を
選手にも楽しんでいただく形にするのか。式典と演技とを分け、演技は
選手がいないところで
観客の
皆さんに見せるというようなことにするのか、そういう大きな
方向性の検討に着手したというような
状況です。具体的に誰が演奏するのか、誰が歌うのか、どの曲を使うのかということが決まるのは、もう少し先になります。
◆
大橋通伸 委員 前回の
びわこ国体のとき、私は
大津市内の
中学校に勤めていて、
ブラスバンド部員をバスで送迎した経験があります。中学生や
高校生が
動員されるかどうかはこれからということですけれども、
動員の際にはいろいろな配慮をお願いしておきます。
◆
九里学 委員 このとちぎ
国体の後行われる
全国障害者スポーツ大会では、
スタッフ、ボランティアや
施設面などにおいて、
非常時の
対応をどのように効率的にされるのかについてですが、
栃木県の
取組で見習うところ、やめるところをきちっと検証されるようにお願いします。
今回の
国体では20位になりました。
前回から10位上がりました。でも、
目標は10位台だと言われていたのですが、これについては、どのように思っておられるのですか。3年後に、どこを
目標にしていくのかを総論的な話でよいので教えていただきたいです。このことは
選手や
競技団体等にも伝播していくと思います。次のステップが非常に大事と思うので、どう考えるのか教えてください。
◎辻
国スポ・障
スポ大会局長 これから障
スポが始まります。
障害者スポーツ大会のほうが、
国体よりもかなり人員が要りますし、移動一つとっても、付き添いの人をつけて移動していただくような形になります。今、
スタッフの確保について、
関係機関等に
声かけを始めているところです。3年後にはしっかりと
スタッフをそろえたいと思っております。
施設面では、今回の
栃木県
総合運動公園は、大変大きい公園でした。恐らくですけれども、障
スポのときは、移動が非常に苦労されるのではないかなと感じております。そこのところはしっかりと視察していきたいと思っております。
逆に、我々の彦根の
陸上競技場は非常にコンパクトですので、移動はそれほど苦労されないかなと思っておりますが、その分混雑が予想されますので、その辺の
対応をしっかり考えなければならないと思っております。
また、やはり
非常時の
対応というのは非常に重要ですので、天候しかりですけれども、いろいろなケースを想定しながら、準備をしていきたいと思います。今回は
栃木県ですが、来年の
鹿児島県、その次の
佐賀県、それぞれ特徴が違うかと思います。
競技施設の
規模では、
鹿児島県、
佐賀県のほうが近いと思います。来年度の
状況は、改めて御報告をさせていただきます。
◎
南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 とちぎ
国体の
内容を踏まえて、今後3年間でどのように
強化を進めていくかについては、
競技団体とのやりとりをしていく中で、
内容を整理し、この
特別委員会でも改めて報告をさせていただきたいと考えております。あわせて
競技団体と課題を共有する会議も、11月には実施していきたいと考えております。
今回の
成績に関しては、
入賞数は、我々が思っていた以上に
選手団の活躍がありましたので、
一定の成果が現れたことは、ありがたいと思っておりますが、我々が一番懸念しているのは、予選である
近畿ブロック大会の
予選突発数です。今回の
大会では45種目ということで、
目標としていた65種目とは大きな開きがあります。冒頭、局長からの報告にもありましたように、活躍していただいている
競技は、やはり限られており、それ以外の
競技をどう底上げし、
得点力を上げていくかに大きな課題があり、非常に危機感を持っております。今後、対策本部の中でしっかり議論し、
競技団体とも共有し、具体的な対策につなげていけるように取り組んでまいりたいと考えております。
◆
九里学 委員 想定以上の結果を出したところは、そのままの勢いで進めていったらいいと思いますが、個人なり団体で目指していたよりも悪かったところの士気は落ちていくと思います。ぜひそこのフォローを
スポーツ協会や
競技団体の役員共々、お願いをしたいです。それが結果的には2年、3年後に、よりいい
成績につながると思いますので、ぜひ底上げをお願いしたいと思います。
○木沢成人 副
委員長 大会の2日目に優勝した少年
男子ホッケーの1回戦を応援観戦させていただき、私からも激励させていただきました。決勝戦の相手の島根県の横田
高校も、
前回の
国体時の地域おこし的なことも含めて、レガシーで、伊吹
高校と同じようにホッケー
競技に力を入れてこられた所です。ホッケーは
競技人口が少なく、当然
高校同士の交流というのはあると思いますが、
競技だけではない部分で、例えば米原市と横田
高校のある奥出雲町とかで、地域交流のようなことはあるのでしょうか。
◎辻
国スポ・障
スポ大会局長 伊吹
高校のホッケー部は、
前回の
びわこ国体のレガシーとして、地域
スポーツとして根づいた最たる例ではないかと思っております。
今回の
国スポでも、そういう地域に根づく
スポーツを一つでも増やしたいと取り組んできております。地域が
スポーツで盛り上がり、
学校でもその
取組がつながっていき、県全体の
スポーツ振興につながっていけばうれしいなという思いで、
目標を掲げながらやっております。
横田
高校とは、
学校間での練習
試合をよくやっておられますけれども、地域の交流というのは、あまりお聞きしません。御指摘いただいた視点も踏まえながら、
情報収集をしてまいりたいと思います。
○木沢成人 副
委員長 近場ですと福井県の丹生
高校とか、岐阜県の各務野
高校があります。
国体は都道府県対抗
競技ですが、
スポーツを通じた地域づくりや地域交流ができることが、持ち回りのいいところであるかと思います。例えば横田
高校のホームページを見ていますと、地域資源を活用した学びにも力を入れておられます。伊吹
高校にも共通する課題みたいなものがあるかと思いますので、本業の学びなど、
スポーツの
部活動以外のところでも連携できることがあれば、
国スポをやっている意味というのがもっと高まっていくと思うので、力を入れていただきたいと思います。
閉会宣告 11時29分
県政記者傍聴:なし
一般傍聴 :なし...